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はるやまのよもやま話~第13回~

皆さんこんにちは!

株式会社塗装店はるやま、更新担当の中西です。

 

“塗ること”より“決めること”が8割。 何から手をつけるか、何を基準に選ぶか、どこまでやるか。ここが定まれば、仕上がり・費用・ご近所対応までスムーズに進みます。この初回は、迷いを最小化する決定プロセスを、やさしい言葉と実務の視点で整理します。🧩

 

1. いま家に起きていることを知る 🔍

劣化サイン早見表:

指で触って白い粉→チョーキング(樹脂の分解)

目地に隙間・割れ→シーリング劣化

ひび割れ→クラック(ヘア〜構造)

緑っぽい汚れ→藻/苔(北面・日陰)

錆汁・膨れ→金属腐食/下地不良

優先度の付け方:安全>雨漏り>美観。見た目より先に雨の経路を断つ。☔

 

2. 予算の考え方(LCC=ライフサイクルコスト)💴

“とにかく安く”は膜厚/工程省略のリスク。10年で何回塗るかを基準に、長寿命×低汚染の組み合わせで総額を下げる発想へ。

足場共有:屋根・外壁・付帯・防水を同時にやると再設置費ゼロ。1回の負担は上がっても総額は下がることが多い。

 

3. 工事までの全体フロー 🗺️

現地診断(30〜60分):外壁/屋根/付帯/防水をチェック。写真台帳を作成。

仕様提案&見積:製品名・塗布量・乾燥時間まで数値で提示。

色決め/艶決め:A4以上、大判サンプルを屋外で。3色ルールに沿う。

近隣挨拶:洗浄日/臭気日/車養生を事前共有。🗣️

着工→洗浄→下地補修→シーリング→塗装(下/中/上)→付帯→清掃→検査→引渡。

 

4. 見積書の“数字”を読み解く 📑

塗布量(㎡/缶)と必要缶数が面積×理論塗布量で一致しているか。

乾燥インターバルの表記があるか(短すぎ/長すぎは不具合の元)。

下地補修が“一式”でなく数量か。

屋根の縁切り/タスペーサー数、棟板金ビス打替えの記載があるか。

 

5. 塗料グレードの選び方 🎯

ラジカル制御型:コスパ◎。10年前後の更新計画に。

フッ素/無機:艶保持・耐候◎。沿岸/日射強で真価。

艶:3〜7分艶が外壁で上品。屋根は艶ありが長寿命になりやすい。✨

 

6. 色設計の手順 🎨

主色×付帯×アクセント=3色に整理。

屋根/サッシの色を先に固定→外壁を合わせる。

面積効果で明るく見える→ワントーン落とすのが定石。

汚れと退色:白/黒は目立つ。薄グレー/グレージュが実用的。🧼

 

7. 近隣配慮と暮らしの工夫 🏘️

高圧洗浄日:洗濯物NG、車カバーをお願い。植栽の養生を丁寧に。

臭気日(溶剤作業):窓開けNG、作業帯の時間を事前通知。

防犯:足場の侵入防止。センサーライトや在宅時間の共有が安心。

 

8. 1日の流れと工期の目安 ⏱️

戸建てで10〜20日(天候次第)。各工程の乾燥時間を優先し、無理な詰め込みはしない。

雨天/強風は中止。品質>スケジュールが正解。

 

9. よくある失敗と回避 😵‍💫

価格だけで決めた→膜厚不足・早期退色。→仕様書を揃えて比較。

写真が残らない→再発時に原因特定不可。→前/中/後の写真台帳を契約に明記。

色で迷走→当日決断で後悔。→大判サンプルと近隣景観で検証。

 

10. “良い業者”の見分け方 🧭

露点差/湿度など気象判断が会話に出る。

**缶数管理/WFT(ウェット膜厚)**の話ができる。

クレーム対応のフロー(受付→現場→是正→報告)が明文化。

 

11. 工事中にできること 🙌

日報・進捗を週次レポートでもらう。

気づきは即共有。早い段階ほど是正が容易。

仕上げ検査は同条件(同時間帯/同アングル)でチェック。📸

次回は下地調整。”塗る前”の品質づくりを、手順と道具のレベルまで掘り下げます。🧼🔧

 

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